『ふつつかな悪女ではございますが』皆さんはもう読みましたか?
女性の嫉妬が描かれていています。
次期皇后の座をかけて、五家の姫君たちが死闘を展開するというお話で、メインキャラクターはこの2人の姫たちです。
玲琳(れいりん)
『殿下の胡蝶』と謳われる黄家の雛女。
才女で美しく周囲からは『次期皇后』といわれているため、朱家の雛からねたまれて彼女の体と入れ替えられてしまう。
病弱でいつも死の淵に立たされ何度も辛い経験し、鍛えられ草のように逞しいメンタルを持っている。
口封じをされ慧月を殺めようとした罪に問われる寸前までいく。
慧月(けいげつ)
玲琳が『次期皇后』といわれていること、美しい才女であることに嫉妬し、玲琳の体と自分を入れ替えてしまう。
ドラマでは次期王座を巡ってなんて時代劇がありますが、その皇后版!というイメージです。
でも、そこまでドロドロしていませんし、入れ替わりというファンタジー要素もあり絵が美しくて世界観にどっぷり惹かれていきます。
『ふつつかな悪女ではございますが』は評判がよかったので気になり無料版をさっと読んだのですが、すっかりはまり購入をした漫画です。
- 慧月に意地悪をされて体を入れ替えられても『健康体になれた』と喜ぶ玲琳の逞しさ
- 懐の深さ
- ポジティブ根性
を見ていると、こちらが励まされたり活力が沸いてきます。
他にも、涙を誘ったり笑わせてくれたりと感動の中にもお茶目さがあったり、ハラハラドキドキと緩急がありとても楽しめました。
いってしまうと慧月は悪女に変りはありませんが、それでも彼女なりにもがいている様子がかわいらしいというか心の底からは憎めないキャラクターでした。
奇想天外な内容ですが、主人公・玲琳はとことん前向きで苦境に陥ってもさらにかっこよくリベンジしてみせます。
今10巻まで出ていますが、早く続きが読みたいです。
読み手を明るい気持ちにしてくれたり好感の持てる作品で、少しメンタルが弱っている時にも楽しく読み進められますよ♫
完結したらまとめて読むというのもいいかもしれません。